再エネ経営・戦略ブログ
太陽光発電の「次の一手」を考える
経営戦略
太陽光FIT終了後に備える!
太陽光FIT終了後に備える!
「企業合併」と「組合託送」を今から検討すべき理由
固定価格買取制度(FIT)の終了、いわゆる「卒FIT」が多くの事業者にとって現実味を帯びてきました。売電価格が大幅に下落する中で、単なる売電から脱却し、いかに資産価値を維持・向上させるかが問われています。
今回は、今から検討しておくべき2つの高度な戦略「企業合併」と「組合託送」について解説します。
01 企業合併による資産集約のメリット
小規模な発電所が分散している状態は、管理コストの増大を招きます。合併や事業譲渡による集約には以下の利点があります。
- スケールメリットの享受: 保守点検(O&M)コストの一括削減。
- FIP移行への対応力: 市場連動型のFIP制度に耐えうる高度な需給管理体制の構築。
- 交渉力の強化: アグリゲーターや電力市場に対する発言力の向上。
02 組合託送方式(自己託送の共同利用)
自社でつくった電気を自社拠点に送る「自己託送」を、組合組織などで共同利用する画期的な仕組みです。
- 高騰する電気料金の回避: 市場価格に左右されず、自社電源でコストを安定化。
- 環境価値の内部化: RE100やカーボンニュートラル目標への直接的な貢献。
- 地産地消モデルの確立: 地域企業間での電力融通による強靭なエネルギー基盤。
まとめ:今、動き出すべき理由
これらの仕組みを構築するには、法的な手続きや契約関係の整理に時間がかかります。FIT終了直前に慌てるのではなく、今からパートナー企業や組合組成の可能性を模索しておくことが、数年後の収益性に決定的な差を生みます。

