HSK試験監督員になりました

 少し前から、HSK中国語試験の試験監督員をしています。
 きっかけは、自分が実際にHSKを受験したことでした。合格発表からしばらく経ったある日、「監督員になりませんか?」というメールが届いたのです。興味があって応募し、研修を受けたのち、晴れてデビューすることになりました。

監督員の一日

当日は、試験開始時刻よりもずっと早く会場入りします。机や椅子の配置を確認したり、掲示物を貼ったりと、まずは設営からスタート。受験生の受付や教室への案内も大切な仕事です。試験が始まってからは、答案用紙や音声機器のチェック、受験生のサポートなどに集中します。終了後は片付けや撤収作業もあるので、ほぼ丸一日がかりの任務です。

トラブルが発生すると、監督員に苦情が寄せられることもあると聞きます。今のところ大きな問題はなく、無事に終えられていますが、常に緊張感を持って臨んでいます。

受験する側から支える側へ

これまでに2回ほど経験しましたが、受験生の姿を見ると、自分が受験していたときのことを思い出します。「あのときの緊張感、よく覚えているなあ」と思いながら、みんなに頑張ってほしい気持ちになります。

また、監督員同士のチームワークも意外と楽しいものです。役割分担をしながら一緒に試験を運営していくので、自然と連帯感が生まれます。

今後のペース

監督員の仕事は、およそ2カ月に一度くらいの頻度で回ってきます。受験する側から支える側へと立場が変わり、新しい視点でHSKに関われるのは、とても貴重な経験だと感じています。これからもこの役割を通じて、より多くの受験生をサポートしていきたいと思います。

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