再エネ賦課金のない「組合託送」とは?自己託送との違いを徹底解説
昨今の電気代高騰の中でも、特に企業の重荷となっている「再エネ賦課金」。これを賢く回避し、企業の固定費を削減する手法として「組合託送」が注目を集めています。
1. 電力の流れを知る:託送の基本構造
託送(たくそう)とは、自前の発電設備で作った電気を、一般の送電網を通して自社や仲間の拠点に送り届ける仕組みです。
【図解】電力の供給ルート
STEP 1
太陽光発電所
(オフサイト設置)
太陽光発電所
(オフサイト設置)
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STEP 2
送配電ネットワーク
(電力会社の網を利用)
送配電ネットワーク
(電力会社の網を利用)
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STEP 3
各事業拠点
(需要家・組合員)
各事業拠点
(需要家・組合員)
※このフローで届く電気には、再エネ賦課金がかかりません。これが最大のコスト削減メリットです。
2. 「自己託送」と「組合託送」の比較
どちらも賦課金は免除されますが、誰が電気を受け取れるかのルール(要件)が異なります。
| 比較項目 | 自己託送 | 組合託送 |
|---|---|---|
| 再エネ賦課金 | 0円(免除) | 0円(免除) |
| 送電先の関係性 | 自社またはグループ会社 | 別資本の組合員間 |
| メリット | 社内完結で導入がスムーズ | 複数社で電力を分け合える |
| 必要な手続き | 密接な資本関係の証明 | 組合の設立・実態の証明 |
3. なぜ今「組合託送」が選ばれるのか
従来の「自己託送」では、資本関係のない他社に電気を送ることはできませんでした。しかし、事業協同組合を設立し「組合託送」を行うことで、以下のことが可能になります。
- 中小企業の連携: 商店街や工業団地など、地域単位でのコスト削減。
- 余剰電力の相互融通: A社で余った電気をB社が使うなど、効率的な運用。
- 地域レジリエンス: 災害時の非常用電源確保とコストカットの両立。
複雑な行政手続き・スキーム構築はお任せください
組合託送の導入には、経済産業省への事前相談や運用実態の証明など、高度な専門知識が求められます。当事務所では、特定行政書士として申請から運用までフルサポートいたします。

