こんにちは。金惠英(ジン)行政書士事務所です。今回は、国産の太陽光パネルメーカー長州産業が福島県楢葉町に開設した新工場のニュースをご紹介します。
東北の太陽光発電にとって明るいニュースです。
長州産業株式会社(本社・山口県山陽小野田市)は、福島県楢葉町に新しい生産拠点「東日本工場」を開設しました。11月から量産体制に入ると報じられています(福島民友、2026年10月17日)。
1. 東日本工場の概要
| 所在地 | 福島県双葉郡楢葉町(楢葉北産業団地) |
|---|---|
| 敷地・建物 | 敷地 約31,240㎡/延床 約16,709㎡ |
| 生産品目 | 太陽電池モジュール(太陽光パネル) |
| 生産能力 | 年産200MW(将来は800MWに拡張する計画) |
| 従業員 | 約50名(予定) |
| 経緯 | 旧アンフィニ福島工場の建屋と土地を取得・改修 |
| スケジュール | 2025年10月に発表 → 2026年春に開設 → 秋に稼働 → 11月から量産 |
2. なぜ楢葉町に? 長州産業のねらい
- 生産拠点の分散:これまでは山口県の本社工場で一括生産していました。東日本にも拠点を持つことで災害リスクを分散し、安定して供給できる体制をつくります。
- 産業用・北米への展開:本社工場は国内の住宅用が中心でした。東日本工場では産業用パネルを量産し、北米への輸出も視野に入れています。
- 福島の復興と雇用:原発事故で避難指示が出た楢葉町で、空いていた工場を再生し、地元の雇用を生み出します。
3. 東北の発電所オーナーにとっての意味
① 国産パネルの選択肢が身近に
海外メーカーが日本から撤退したり、製品が生産終了になったりして、交換用のパネルが手に入らないというご相談が増えています。東北に国産パネルの生産拠点ができることは、長く発電所を続けるうえでの安心材料のひとつです。
② 災害時の供給にも強み
地震や台風で被災したパネルを交換するとき、近くに生産拠点があることは調達のしやすさにつながります。
③ リパワリング(設備の更新)の時代に
FITの初期に建てられた発電所は、運転開始から10年以上がたち、パネルやパワコンの更新の時期を迎えています。国産メーカーの供給力が高まることは、更新を考えるうえでもプラスです。
4. パネルを交換するときの注意点
⚠ 交換したら手続きを忘れずに
FIT/FIPの認定を受けている発電所では、パネルを交換して出力やメーカー・型式が変わると、内容に応じて変更認定申請や変更届出が必要です。
特にパネルの出力を増やす場合は、増やし方によって買取価格が変わることがあります。工事の前に手続きを確認しましょう。
手続きをしないまま交換すると、認定の登録内容と現地の設備が食い違った状態になります。そうなると、将来、売却や相続で名義変更をするときに、先に変更手続きを済ませる必要が出てきます。
5. ご相談ください
金惠英(ジン)行政書士事務所では、太陽光発電所の名義変更、パネル・パワコン交換に伴う変更認定申請・変更届出など、再エネ特措法の手続きをお手伝いしています。
「交換を考えているが、どんな手続きが必要?」という段階でもお気軽にご相談ください。
金惠英(ジン)行政書士事務所
〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町8-5-302
Mail:info@fms-world.com
出典:福島民友(2026年10月17日)、長州産業「東日本工場」開設の発表(産機通信)、PVeye、オートメーション新聞

